シミュレーション精度向上のポイント|出来高ゼロ日のズレを解消するシンプルな方法

前回の動画では「ストップ高になった銘柄は、すぐに売らない方がいい」というテーマでお話しました。

今回の動画⇩
https://youtu.be/0MHEoxTLffU

今回は、その続編として シミュレーションコードの改定と修正内容 について解説します。

直近のシミュレーション(動画No.63など)では「フラクチュエーション」という変数を導入し、1トレードごとに空口(仮のトレード)を設定していました。

しかし、これが一部のロジックで“辛口になりすぎる”という問題を引き起こしていました。

そこで今回、利益計算部分(benefit関数)内に残っていた「-3000円」設定を削除しました。

これは単純な消し忘れによるものですが、これにより余分なマイナス補正が取り除かれ、より正確な損益シミュレーションが可能になりました。

さらに、もう一つの重要な修正が「でき高ゼロ日のズレ補正」です。

以前から、マーケットスピード2で取得したデータにおいて、でき高が0の日があるとシミュレーション全体にズレが生じてしまう問題がありました。

これを改善するために、データフレーム内で値が存在しない行を削除し、行数の整合性が取れない場合は continue でスキップする処理を追加しました。

コード自体は非常にシンプルですが、これでズレのないシミュレーション結果が得られるようになりました。

次回の動画では、修正版シミュレーションを使って「歩み値」や「板」情報を組み合わせた解析結果を解説していきます。

どうぞお楽しみに。

フラクチュエーション修正で利益率アップ!シミュレーション精度を劇的に向上させたPythonコードの裏側
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