自作の自動売買をやめた理由。結局たどり着いた“目で見るトレード”の重要性

Pythonを使って、ゼロから組み上げてきた自動売買システム。

動画⇩
https://youtu.be/WFcUqoa_53k

シミュレーションを何度も繰り返し、検証してきました。

しかし、今回はその自動売買を一度ストップするという決断に至りました。

この記事では、その理由と今後の方針について、正直にお話ししたいと思います。

シミュレーションに潜む“リーク”の罠

初期のシミュレーションでは、「これはイケる!」と思えるような好結果が出ていました。

ところが後に、それが“情報リーク(未来の情報を過去に使ってしまっている)”によるものであると判明。

一見、優秀なロジックのように見えて、実は過学習の塊だったのです。

条件を緩めすぎると「日経平均に乗っかっただけ」

トレード数を増やそうとしてフィルター条件を緩くすると、今度は日経平均の動きに依存するだけの結果に。

本質的には、「自分のロジックで儲かっている」のではなく、「相場が良かっただけ」になってしまいました。

絞りすぎると再現性が崩れる。

逆にフィルターを厳しくして絞りすぎると、今度はトレード回数が激減。

シミュレーション上では良好な成績でも、実運用ではチャンスが少なすぎて全く機能しない。

この“両極端の罠”に悩まされました。

今は「自分の目」で判断するスタイルにしています。

現在は、好きなチャートをピックアップし、目視で判断して売買を行っています。

・明らかにトレンドが出ている
・出来高の変化が読みやすい
・チャートの形状がわかりやすい

このような視点から、“感覚”と“経験”を頼りにトレードしています。

完璧な条件など存在しません。

多少移動平均線が崩れていても、全体として良ければエントリーする。

そんな柔軟性も大事だと実感しています。

今後また自信のあるロジックや機械学習モデルが作れたら、自動売買を再開する予定です。

大事なのは、“自動売買に振り回されないこと”。あくまでツールの一つとして、自分の判断軸を持っていたいと考えています。

次回予告
次回は、書籍『株価オールチャンス』についてご紹介予定です。

自分の売買判断に新たな視点を与えてくれる、興味深い内容なのでお楽しみに!

Python自動売買をやめた理由|過学習・リーク・期待外れのシミュレーションから得た本質
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