動画⇩
https://youtu.be/N5mvYNLglyw
1|解析概要
解析期間:2024年6月7日 ~ 2025年8月27日
買い条件(赤矢印で示した通り)
下髭陽線/下髭陰線、もしくは上髭が長めの十字線も含め、幅広く抽出
売り条件
4日連続で切り上がったら売却
最大保有日数を10日と設定
指値:買値 ×7倍(※ほぼ使われず)
逆指値:買値 ×0.9(‐10%)
2|シミュレーション結果①:対象銘柄すべて
1営業日あたりの平均利益:519円
正直、あまり満足できる数字ではありませんでした。
3|絞り込み①:株価10円~800円の小型株に限定
対象を1株10円~800円の銘柄に限定して再シミュレーションしたところ、1営業日あたり平均利益は206円。さらに落ち込みました。
4|絞り込み②:その日の値上がり幅が+10%以内に制限
更に条件を追加して「当日値上がり幅が10%以内」に絞ったところ、結果はさらに悪化。
5|絞り込み③:下髭陽線(下髭陰線は除く)に限定
一般的に「下髭陽線は買い」という説がありますが、ここでは逆を検証。
下髭陰線を除き「下髭陽線」のみに絞ったところ、やはり結果は良くありませんでした。
6|検証④:上昇傾向時の下髭陽線 vs 下降傾向時の下髭陽線
“上昇トレンド中”に出現した下髭陽線・下髭陰線 は「首吊り線」と言われることもあり、良くないとされます。
そこで今回は“下降中”(25日移動平均線が下向き=B0条件)に出た下髭陽線に限定して検証。
→ しかし、期待したほど改善せず、やはり成績は振るいませんでした。
7|おまけ:日経平均株価の影響を加味してみた
日経平均が「マイナスの日に買う」という設定も試しましたが、こちらもパフォーマンスは芳しくありませんでした。
一方で、「日経平均が+1%以上上昇している時に買う」と設定すると、多少成績が良くなる傾向が出ました。
ただし、これはあくまで“おまけ”の分析であり、今後も同じ再現性があるかは疑問です。
8|結論
上記の結果から、私は “下髭陽線=買い”という一般的なセオリーは通用しない と考えています。
もちろん“下髭陽線が必ずダメ”というわけではなく、条件や環境を細かく見ないと意味が薄い、ということです。
今回はむしろ、環境(トレンドや相場全体の流れ)に左右されすぎるシグナルであり、単純に「下髭陽線出たら買い!」では勝てないという実証になりました。
次回以降も、Pythonでさらにシミュレーションを重ね、チャート分析と自動売買ロジックの精度を高めていきたいと思っています。
ご視聴ありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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下髭陽線は買ってはいけない~Pythonシミュレーションで暴く~
- 2025-11-03
- 2025-11-03
- システムトレード
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