【鉄則】日経平均が上がっている日は買うな！！

はじめに

前回の記事では「下髭陽線」の利益率が高いをことを示しました。

まだ「下髭陽線は買い！」と思っているの？シミュレーションしてみて！

ただ、今回は解析期間を変更しているため、利益率は前回と違います。

今回の記事では日経平均に焦点を当てています。

解析方法

解析期間

2023年7月7日～2023年9月19日50営業日

対象銘柄

2023年10月1日に株探のファンダメメンタルズから200円～7000円の584銘柄。決算が良い銘柄に絞った方が良いと考えています。決算が悪すぎるとチャートでは反発するタイミングだけど、下がり続けたりするパターンが多いからです。

買い条件

①
if 100<(c0/o0)100<102 and 96<(l0/o0)100<98 and 100<(h0/o0)*100<101 :
「c0/o0」は当日の値幅＋0～2％に限定しています。値幅が大きすぎると下髭陽線というより、大陽線に近づくからです。「l0/o0」始値に対する安値の値で始まり値に対して－4～－2％下げた銘柄で下髭になった銘柄を抽出しています。「h0/o0」は始値に対する高値である。上髭がない下髭が目立つように選定したいので上記のようにしています。数字設定はざっくり決めました。

②
①の条件に日経平均が値上がりが１％未満の日に限定しました。

③
同じく0.5％未満。

④
0％未満。

⑤
-0.5％未満

⑥
-1％未満

売り条件

①
if buy_close2>l0 :
if (smooth_slope_a0<0 and smooth_slope_a1<0):
「buy_close2」は購入時の価格の97％に設定しました。逆指値をして損切りした場合を想定しています。「l0」（えるぜろ）は売り当日の安値です。
「sma_slope_a0」は売り当日の5日移動平均線の傾きになります。
「sma_slope_a1」は売り前日の5日移動平均線の傾きになります。
実際の自動売買では購入と同時に逆指値（購入価格から3%下落したら成り行き売り）を設定しています。3%下落しなくても、２日連続で移動平均線の傾きがマイナスの場合は、逆指値注文をキャンセルしてから成り行きで売っています。逆指値注文を取り消さないと新たに売り注文を出すことができないからです。
上記の売り条件が最適なわけではありませんが、以下の記事より5日平滑移動平均線の傾きが２日連続で負の時の売りが利益率が髙ったので、今回はこの設定でシミュレーションしています。

その他

・一つの銘柄に対して、８０万以下になるように購入しています。
例えば、5000円の銘柄であれば、100株購入、3500円の銘柄であれば、200株購入しています。
・購入した日から10日間が解析期間になります。10日後にも上がり続ける銘柄でも10日後に売っています。

結果

総利益とは今回は50日営業日での総利益となります。

手数料は1銘柄の売買で1000円を想定しています。

いくら利益率が高くても、多くの営業日分の時間がかかると投資効率が悪いですので、何日の営業日で回転しているかも書いています。

最後に私が最も重要視している「１つの銘柄で１日の営業日でいくら稼ぐことができるか」も書いています。１つの銘柄で１日の営業日の利益が3000円だとします。

単純に今回のシミュレーションでは1つの銘柄を80万以下で買っている想定ですから、投資金が400万円あるとして、1日の平均の利益は3000×5＝15000円になります。（手数料は計算していません）

数字を羅列するよりも、統計的にデータを示した方が良いかもしれないと考えていますが、しばらくは数字の羅列で結果を表示します。

検討

投資金が十分にあるのであれば、総利益が一番を大きくするために日経平均に関係なく、株の売買をやった方が良い。
ただ、少しでも利益率が高いトレードするためには日経平均が大きく値上がりした日に株を買うべきではない。
日経平均が１％以上の下落時などと購入条件を限定し過ぎると、利益率は高いかもしれないが、総利益は減少してしまう。
私は日経平均0.5％以上上がっている日は株を買わないように設定しました。

記録（一部）

買い条件①と売り条件①の記録です。